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子どもはよろめきながら自立する 教えたい4つの規範

子育て・教育

子どもはよろめきながら自立する 教えたい4つの規範

最近の犯罪に見る新しい非行の形/犯罪者の体験を反面教師に、自他を大事にできる子に育てる方法

 「非行の芽は小学校3年生に生まれる。その芽を早期に発見するために気を付けたいのがお金と成績、そして友達」。前回は、犯罪者の育ち方について研究してきた清永奈穂さんからそんな印象的な話を聞きました。ところで、清永さんによると、ひと言で「非行に走る」と言っても、今の子どもたちはエネルギーを内向きに発するため、大人の目が届かないところで事態が深刻化しがちなのだそうです。その行動とはどういうものなのか。そして、大人はどう向き合えば良いのか。清永さんに聞いていきましょう。

新しく生まれている犯罪は大きく4つ

 今の子どもたちは表で暴力を振るうことが少ない反面、SNS上で陰湿なやり取りをしたり、ネット上でクラスメートをいじめて、自殺に追い込んだりします。これも非行の一種です。こういった時代背景をもとに、大きく分けて次のような新しいタイプの犯罪が生まれています。

(1)境界線不鮮明型の犯罪

 法の目をかいくぐったもので、非合法として取り締まるには厳しいものが当てはまります。例えば、JKビジネスで従業員の未成年の女の子が、飲食店の客の男性と非常に近い距離で顔をつきあわせ、1つのドリンクを一緒に飲むようなことです。客は女の子の体に触れるようなことはしません。女の子はより客に近づくサービスをすることでオプションの金額をもらうことができます。

 金銭のやり取りをするものの、体そのものには触れないという点で違法ではないのです。限りなく非合法に近いグレーゾーンな行為です

(2)ステルス型犯罪

 インターネットなどを利用して物理的に見えないところで犯罪を進行させ、あるとき突然、被害者に接近し、ピンポイントで攻撃する犯罪が当てはまります。代表的なのはオレオレ詐欺やストーカー犯罪などです。

 SNSで被害者に接近した「座間9遺体事件」や、インターネットの地図で犯行の場所を下見した「朝霞女子中学生誘拐事件」もステルス型の犯罪といえます。

(3)聖域破壊型犯罪

 神社や警察、学校など、犯罪とは無縁と思われていた場所や人間関係などの聖域性を破る犯罪が、聖域破壊型犯罪と呼ばれます。2017年の「神社親族殺人事件」や、富山市で警察官ら2人が刃物や拳銃で殺害された「警察上司殺人事件」に代表されます。

(4)確信型犯罪

 防犯カメラなどの犯罪行為抑止機能が存在していることを承知のうえで、捕まる覚悟を決めて行う犯罪です。「警察上司殺人事件」や東海道新幹線で起きた殺傷事件は、聖域破壊型犯罪と確信型犯罪のミックス型と言えます。

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