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宋美玄 「産後」はいつまで体を休めるべきなの?

最低でも3週間は、文字通り横になって「寝ている」ことがマスト。家事や育児はできるだけ夫などに任せて!

今からでも鍛えられる!“骨盤底筋群”がキーポイント

 そして、3つ目の骨盤底筋群。普段は聞き慣れない筋肉かもしれませんが、子宮や膀胱などを支えている子宮の下にハンモック状にある筋肉です。妊娠時には、重くなっていく子宮を支えてくれているこの筋肉が、出産の際には3000g近くあり、頭も10cm以上ある赤ちゃんの頭が通っていくために、引っ張られたり傷つけられたりして大きなダメージを受けています。

 ダメージを受けた骨盤底筋群を回復させるには、とにかく寝ていること。立ち上がったり座ったりすると、上半身の重さが重力で下にかかり、骨盤底筋に負担がかかります。ましてや重いものを持って立ったり座ったりするとなおさら負担は重い。赤ちゃんもそうですよね。

 赤ちゃんを抱っこしないわけにはいかないと思いますが、できる限り家族などに代わってもらえるようにお願いしましょう。

 骨盤底筋群が緩んだままの状態だと、尿漏れや便漏れの原因になり、年を重ねるに従い、深刻になる人も。まず産後すぐは、しっかり体を横にして休むことが重要。もし産後かなり時間が経っている人で、今でも尿漏れが気になる人がいても大丈夫。普段から腹圧をかけない姿勢を心がけてみましょう。背骨を真っすぐにして、気持ちよく腹式呼吸ができる姿勢になると、横隔膜が動きやすくなり、骨盤底筋群も一緒に動いて自然と鍛えられていきます。

(取材・文/岩辺みどり、撮影/稲垣純也、イメージ画像/iStock)

宋美玄

宋美玄

産婦人科専門医、性科学者。1976年、兵庫県神戸市生まれ。2001年に大阪大学医学部を卒業、大阪大学産婦人科に入局。周産期医療を中心に産婦人科医療に携わる。07年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。University College Of London Hospitalに留学し胎児超音波を学ぶ。12年1月に第1子を出産。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)、『女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産』(ポプラ社)、『産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK』(メタモル出版)など、女性の性、妊娠、出産について積極的な啓蒙活動に励んでいる。

連載バックナンバー

宋美玄先生の「産後☆駆け込み寺」

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