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[PR]教室10個分の学校図書館は「知の宝庫」

子育て・教育

[PR]教室10個分の学校図書館は「知の宝庫」

国府台女子学院中学校・高等学校

 1926年の創立以来、仏教の精神に基づく女子教育に取り組む国府台女子学院。中高校舎の中心に位置する図書館は、広さ約670平方メートル、蔵書約5万冊を誇る。館内は書架スペースに加え、調べ学習エリアや検索コーナーも充実。生活の中で図書館を身近に感じ、情報を取捨選択する能力や発信する力を伸ばせる「知の宝庫」として、生徒や保護者に親しまれている。

とにかく使いやすく・集いやすく

 放課後、同校の図書館のカウンターは、本を手にした生徒たちで一杯になる。専任の司書が手際よく貸し出し作業を行う様子は、まるで地域の公立図書館のようだ。「図書館に憧れて国府台女子学院を受験しました」と話す生徒は、新着コーナーに入った新刊本のチェックに余念がない。

 向かいの「展示コーナー」は5月25日の「広辞苑記念日」にちなみ、辞典にまつわる展示が企画されていた。広辞苑の第7版から加わった言葉をクイズ形式で第6版と比較させたり、「学者芸人」として知られるサンキュータツオの著書を紹介したりと、つい本を手に取りたくなる仕掛けが満載だ。

 図書館のマネジメントを担うのは、司書教諭の多田明子先生。2011年に中高の校舎が新築された際に図書館を中心とした施設配置が決まって以来、蔵書管理、レイアウト、調べ学習エリアの整備など、学習空間としての図書館の充実に力を注いできた。

 「情報が氾濫する社会で、生徒が適切に情報を選択できるような力を育める施設を目指しています。図書館を身近な場所として感じてもらい、学習活動を促すのが狙いです」と、思いを語る。

 生徒が学習を深めるために利用しやすいよう、書籍はさまざまなレベルのものをそろえている。例えば、「生命」にまつわるテーマならば、岩波ジュニア新書から一般向けの書籍、iPS細胞の専門書に至るまで多種多様だ。中には、思春期の女子の心と身体など、家庭で保護者が直接話しにくい内容の本もある。前後には医療や看護などの書籍が並ぶため、医学部志望の生徒がじっと読んでいる姿も見かけるそうだ。

 改築前、閉架書架にあった本は、残すものを決めて開架書架に移動した。昭和中期に発行された国内外の文学全集など、現在では入手できないシリーズも、一番奥の「本の壁の部屋」でいつでも読める。江戸時代の和綴じの「日本書紀」や、尾形光琳が描いた「光琳かるた」のレプリカなどもある。映画の原作となった本は上映情報とともに紹介するなど楽しい工夫が満載で、学校見学で訪れた保護者が、図書館のファンになることも多いという。

木の温もりと大きな窓から差し込む光が、明るい雰囲気を醸し出す
行事や季節ごとに内容が変わる「展示コーナー」は読書への動機付けになる
「生徒が適切に情報を選択できる力を育める施設を目指したい」と司書教諭の多田明子先生

情報リテラシーの育成で思考力・表現力を高める

 学校図書館が果たす大きな役割の一つは、授業で活用し、生徒の情報リテラシーを高めることだ。図書館に来れば、自分の力で知りたい情報にたどり着ける。そうして図書館を使いこなせるよう、同校では多様な取り組みを行っている。

 近年は、1967年から続く「読書指導」の授業を「情報リテラシー」と変え、中学生は週に1回、図書館で様々な教科の先生と多田先生がチーム・ティーチングで授業を行っている。

 調べ学習のコーナーは、クラス全員が座れる教室スタイルの空間になっている。ホワイトボードとプロジェクター、電子黒板もあり、プレゼンテーションの活動を積極的に取り入れている。

 中2は、京都・奈良修学旅行の事前学習をここで行う。具体的に、観光スポットを1人1カ所担当して、調べた内容を3分間でプレゼンする。「生徒には、どのサイトから情報を引用したら信頼性が高いかといったことから、画像やイラストを引用する際の著作権上のルールまで、幅広く指導します。生徒たちには、情報の信頼性を高める『調査の基本』を身に付けてほしいと考えています」と多田先生は言う。

 互いの発表を見ることで、発表を重ねるほどスキルが高まるという。「もっと長く発表したい」と積極性をのぞかせる子もいれば、発表が苦手ながらも友達に励まされながらメモなしで発表にチャレンジ挑戦する子もいるなど、教室とは違った一面も垣間見えるという。

 大学入試対策においても、図書館の貢献度は大きい。各大学の過去問題集をそろえているほか、小論文対策に役立つ書籍や資料、新聞・雑誌などもすべてここで調べることができる。「卒業生の中には『図書館が入試に役立った』と、卒業後にありがたみを実感する生徒も少なくありません。『将来は図書館司書になりたい』と言ってくれる生徒もいて、うれしいですね」と多田先生は語る。

 今後は電子書籍の貸し出しなど、社会の潮流に対応した図書館のあり方も探る一方、「今後100年で次世代に残すべき日本文学とは何か」についても注視しているという。「小説はすべて唯一無二のもの。芥川賞・直木賞作品やベストセラー作品だけをそろえれば十分というものではありません。生徒たちに読んでほしい作品を選ぶとき、文化の継承という観点から図書館が担う役割は大きいと考えています」と多田先生。図書館の理念と本質を踏まえた運営が、本好きな生徒、情報に強い生徒を育てている。

パソコンコーナー。検索や調べものに使う。年間500冊以上借りる生徒も
天井まで書架が伸びる「本の壁の部屋」。旧図書館の書架をリメイクして作られた

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