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子どもの夜泣き 原因の一つは睡眠不足

親子の睡眠改善計画(上)子どもの睡眠の問題で多いのは夜泣き、寝ぐずり、朝の早起きの3つ

睡眠の問題が一度起こった子は夜泣きをしやすい

Q3.一度、夜泣きが収まった子どもは、その後夜泣きをしなくなる?

 ところで生活リズムや寝室環境を整えたり、専門家のアドバイスを受けたりすることで夜泣きが改善したら、その後はもう、夜泣きは起きなくなるものなのでしょうか。

 その答えは、簡単に言えば「No」。

 「子どもは環境変化や子ども自身の成長の影響を受けて、夜泣きをすることがあります。睡眠の問題が一度起こった子は、そもそも夜泣きをしやすいタイプである可能性が高く、例えば親の仕事復帰、旅行、引っ越し、保育園入園、保育園の先生が変わる、歯が生える、寝返り、ハイハイ、歩けるようになる、風邪をはじめとする体調不良などの時期にまた夜泣きしたりします」

 こう聞くと悲観したくなるかもしれませんが、「ただしこうしたものは一時的なものですので、1~2週間で収まることが多いです」と森田先生。

 念頭に置いておきたいのは、成長とともに必要な睡眠時間も変わるということ。生活リズムや寝かしつけは、子どもの成長に合わせて変えていく必要があるのだといいます。「子どもの夜泣きの3つの大きな原因は、睡眠不足、不規則な生活、不適切な睡眠習慣です。なかでも大きな問題なのは睡眠不足。赤ちゃんが睡眠不足になるわけがないと思われるかもしれませんが、大人でも眠いのに眠れないことはありますよね。眠りに就くというのは練習して身に付けるスキルなのです」

 赤ちゃんが泣いているのは、眠いのに眠れないのが原因のことがあり、「特に1歳ころまでの子どもは睡眠不足のせいでさらに夜泣きをすることがあるんです」と森田先生。

 月齢ごとの適切な睡眠時間がどのくらいかを知り、十分な睡眠時間を確保することで、夜泣きを無くしていくというのも、大切な夜泣き解消法になりそうです。

 次回は0~3カ月、4カ月~1歳半で起きる夜泣きについて、「ねんねトレーニング」について具体的に見ていきます。

(取材・文/日経DUAL編集部 山田真弓 イメージ写真/鈴木愛子)

森田 麻里子(もりた・まりこ)
医師、小児睡眠コンサルタント
たびえもん 1987年生まれ、東京都出身。2012年東京大学医学部卒業。2012年亀田総合病院での初期研修を経て、2014年仙台厚生病院麻酔科、2016年より南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。2017年3月に第一子となる男の子を出産。2018年1月にChild Health Laboratoryを設立。現在は、子どもの睡眠や育児に関する情報発信をしながら、夜泣きや寝ぐずりなど睡眠の問題で悩む家庭にアドバイスを行っている。

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親子の睡眠改善計画

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