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3~5歳は「むっちゃ遊ばせる」だけを意識して

子育て・教育

3~5歳は「むっちゃ遊ばせる」だけを意識して

シンプルな遊びを親も一緒に楽しむことで子どもの五感が磨かれ、より次元の高い遊びや活動に発展

保育園では年少・年中・年長となる3~5歳児。親からすれば、乳児から幼児へと移り変わる時期でもありつつ、小学校入学を意識しながら子育てをしていく時期でもあります。一方、日本の教育は過渡期にあり、これから教育改革がどんどん進められていく状況のなかで、3~5歳児を育てている最中の親は、今、子育てで何を心がけてしていけばいいのでしょうか? 保育士として12年間、保育に携わってきた大阪教育大学准教授の小崎恭弘さんに、これからの子育てや教育について語っていただく本連載。第8回目の今回、小崎さんが発信するメッセージはとても骨太かつシンプルです。子育てにおいて何かと迷いがちな方は、ぜひこのメッセージを心に刻み、実践してみてください。

今、私たちは大きなターニングポイントに立っている

編集部(以下、――) この連載の1回目「『学びに向かう力』『生き抜く力』が重視される時代に」で、2018年度から保育指針が大きく変わり、2020年の教育改革に向けて過渡期に入ったという話を伺いました。それから1年が経過した今、3~5歳の子どもを持つ親にできることについて、改めて伺いたいと思います。

小崎恭弘さん(以下、敬称略) まずは、子育てだけでなく、社会全体が誰にも予測不可能な時代に突入したんだということを、親である皆さんが自覚することが大事だと思います。今、私たちは、モデルなき時代を生きている。ものすごく大きなターニングポイントに立っています。

 人間は変化に弱く、家族や生活、組織などに関してなるべく変えたくないと思う生きものです。社会の変化の幅の大きさやスピードに私たち大人は戸惑っている。大人が戸惑っているのですから、子どもたちが戸惑うのも当然です。しかし、社会は待ったなしで変わり続けている。そのことを自覚し、そんな社会で自分や子どもがどう生きていくのかということを親は考えていかないといけません。もちろん、子どもたち自身も自分で考えていけるようにならないといけないですね。

 保育や教育の現場における混乱も続いています。保育士はもちろんのこと、来年度から小学校の教科書が変わりますと言われても、小学校の先生もどうしていいのか戸惑っている状況。転換期ですから、しょうがないことでもありますけどね。

―― そんな状況で、3~5歳の子どもを持つ親は何を意識し、何を心がけていけばいいのでしょうか?

モデルなき時代に、3~5歳の子どもを育てる親は何を意識し、何を心がければいいのだろうか

小崎 以前にもお話ししましたが、今後は、「知識・技能の基礎」「思考力・判断力・表現力等の基礎」「学びに向かう力・人間性等」の3つの資質・能力を伸ばすための教育が乳幼児から大学まで一貫して行われるようになります。同じ軸で一貫して教育していくというのは、日本の教育では初めてのこと。日本の教育にズドーンと縦軸が入れられたということを、親の皆さんは覚えておくべきでしょう。

 保育に関しても、初めて明確な軸が設定されました。次ページから詳しく解説していきます。

小崎恭弘

小崎恭弘

大阪教育大学教育学部准教授。1968年兵庫県生まれ。兵庫県西宮市公立保育所で初の男性保育士として12年間、保育に携わる。NHK Eテレ『すくすく子育て』をはじめ、テレビや新聞、雑誌など多方面で活躍中。年間通して全国で育児指南を披露する子育ての講演を行う。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問。『家族・働き方・社会を変える父親への子育て支援』『子どもの力を伸ばす!! じょうずな叱り方・ほめ方』など単著・共著多数。

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小崎恭弘 新時代を生き抜く 3~5歳の子育て

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