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妻の米国転勤で“駐夫”に 「家族は一緒に」が結論

【新連載スタート!】仕事漬けの政治記者が妻の海外転勤を機に主夫に/社内休業制度の利用「男性第1号」/「職場復帰に不安ないといえば、嘘になるが…」

 海外に転勤した夫に付いていく妻は、ちまたでは「海外駐在員の妻=駐妻(ちゅうづま)」と呼ばれます。では、妻の転勤に付いていった夫は「駐夫(ちゅうおっと)」――? 共働きであれば、いつ起きるか分からないのがパートナーの転勤です。妻の米国への転勤を機に会社を休職し、自ら「駐夫」になることを選択した大手メディアの政治記者、小西一禎さん。そんな小西さんが、米国NYで駐夫&主夫生活を送りながら、日本の共働きや子育てにまつわる、あれやこれやについて考える連載です。

製薬会社に勤める妻から、米国転勤を「通告」されて絶句

 「『アメリカまで付いてくる』って言ったよね。決まりそうだから、よろしくお願いします」

 製薬会社に勤める妻から、米国転勤を「通告」されたのは、昨年8月の沖縄への家族旅行中でした。ちょうどホテルのプールサイドでビーチチェアに寝そべりながら、子どもたちが楽しそうに泳ぐのを眺めていたとき。今思えば「そんなときに言うなよ」ですが、突然の切り出しに、絶句したのを思い出します。その後は、楽しい夏休み旅行のはずが、心はどこか上の空。子どもの前では笑顔のパパを演じていましたが、恐らく顔は引きつっていたと思います。

 私は日本の大手メディアで政治部記者をしています。現在、5歳の長女、3歳の長男がいます。平日の朝から晩まで、永田町で政治家を追い掛け回し、夜は会食、飲み会続きで、帰宅は連日24時を過ぎていました。週末は週末で、政治家の地方行脚に同行出張、家を留守にする日々を続けていました。

 2012年の長女誕生後、家事は一通りこなしていたつもりですが、保育園の送り迎え歴はゼロで、正面から子育てに向き合った記憶はほとんどありません。たまにオムツを替えようとしても、うんちと分かれば、すかさず妻にパス。週末に公園に遊びに行っても、長女を放置して、スマホをいじってるようなダメダメパパでした

育休取得後は、元通りの仕事漬けの毎日に

 おかげで、長女は私に懐いてくれず、人知れず悩みました。妻に理由を尋ねると「家事もいいけど、子育てをもっと手伝って。真剣に向き合えば、子どもも変わると思うよ」。2014年に長男を授かったのをきっかけに「同じことを繰り返したくない。神様が下さったチャンス」と心を入れ直し、2015年春から1年間の育児休業を取得しました。この間は、妻に代わって私のワンオペ育児となり、長男はもちろん、長女もやっと懐いてくれました。ただ、職場復帰後は、また元通りの仕事漬けの毎日に戻ってしまったのです。

NYの自由の女神を眺めながら、ポーズをまねる子どもたち
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NYで主夫&駐夫しながら日本の共働きについて考えた

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