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子育て・教育

AIロボットを恐れない子どもを育てるために

「まず知ることが大切」 5年生のAIロボット授業をリポート 杉並区立浜田山小×慶應義塾大学理工学部管理工学科の山口研究室 

 「浜田山小の『振り子の動き』授業では、1種類のロボットではなく、2種類のロボットと教師が連携した授業ですので、ロボットごとに役割が異なり、マルチタスク・マルチロボットの未来社会を実感できると思います」(同)

 浜田山小ではこれまで、他にもさまざまなAIロボット授業を実施してきた。「今回の授業では、教師が書いた授業ワークフローどおり、ロボットは発話して動くだけですので、ロボットが自分で考えて行動することはありません。ですが、2018年には、グループ討論でロボットと子どもたちが議論するなど、より高度なAIを取り入れた授業も別途実施してきました」(同)

「子どもの時から、AIに慣れていきましょう」

 山口さんによると、これまで慶應義塾幼稚舎、横須賀市立鶴久保小、開智望小学校の計4校で連携実績がある。2018年度は浜田山小だけだった。

 AIロボット授業を小学校に導入するのはなかなか簡単なことではないという。伊勢校長によると、いろいろと制約の多い小学校内でロボットを動かせる環境を整えるだけでも半年以上かかったという。行政やPTAなどに協力を仰ぎながら、進めてきた。

 山口さんも、こうした授業を継続するために必要なこととして「まず、校長および教員の理解と関心が重要」という。「浜田山小学校では、伊勢校長が熱心に対応していただいているので、続いていると思います。また、すべてのハード(ロボット、パソコン、マイクなど)を大学から小学校に持参するのは大変ですので、学校にロボットがあると助かります。慶應義塾幼稚舎と開智望小学校にはPepperがあり助かりました。あと、1研究室で多くの学校に対応するのは無理なので、普及していけば、事業化を考える必要があるかもしれません」

 最後に、AIロボット社会に生きるであろう子を持つ親に向けてのアドバイスを山口さんからもらった。「未来社会は、人との交流は従来通り大事ですが、それに加えて、AIとの交流も重要になってきます。今や、数千円でAIスピーカーが購入でき、スマホでも対話するAIアプリが簡単にダウンロードできますので、子どもの時から、AIに慣れていきましょう」

取材・文・写真/小林浩子(日経DUAL編集部)

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