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子育て・教育

国連が「きかんしゃトーマス」で伝えるSDGs教育

国連広報センター所長・根本かおるさん「SDGsを学ぶことは子どもの強みになる」

最近よく耳にするSDGs(Sustainable Development Goals)という言葉。職場で話題になったり、実際に関わっているという方も多いのではないでしょうか。SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択され、国連加盟193カ国が2016~2030年の15年間で達成するために掲げた、持続可能な開発目標のこと。企業やNPO法人だけでなく、一部の小学校や中学校では既に取り組みが始まっており、今後、教科書にも掲載されます。次世代を担う子どもたちにも関わるこの目標について、親子で話すヒントを、国連広報センター所長の根本かおるさんに聞きました。

大人から子どもまであらゆる人たちにSDGsに関心を持ってほしい

根本かおる
国連広報センター所長
1963年生まれ。1986年、テレビ朝日入社。アナウンサー、記者を経て、米コロンビア大学大学院にて国際関係論修士号取得。1996~2011年末まで国連難民高等弁務官事務所に所属し、アジア、アフリカなどで難民支援活動に従事。国連世界食糧計画広報官、国連協会事務局長も歴任。フリー・ジャーナリストを経て、2013年より国連広報センター所長を務めている。

 SDGsは下記のような17の目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。SDGsの目標には、「質の高い教育をみんなに」や「ジェンダー平等を実現しよう」といった子どもの未来に関係するものや、「住み続けられるまちづくりを」や「気候変動に具体的な対策を」などの環境への意識を高めるものなどがあります。

SDGs17の目標

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも 経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

編集部(以下、――) 国連はTVアニメや映画で子どもたちに大人気の「きかんしゃトーマス」シリーズを通して、SDGsを子どもたちに知ってもらうための取り組みをスタートしました。そこにはどんな思いがあるのでしょうか。SDGsをなぜ子どもたちにアプローチするのか、国連が子どもたちへ寄せる思いと併せて教えてください。

根本かおるさん(以下、根本) SDGsは2030年までに目標を達成することを目指して、2030年を「ゴールイヤー」と定めています。その頃には今の子どもたちは大人になり、次世代を担う存在になっています。子どもたちの未来にとって重要なことを子どもたち自身に知ってもらい、自分事として行動してもらいたいというのが、国連が第一に考えていることです

 SDGsは、採択の場こそ国連加盟国政府でしたが、実際には、企業や教育機関、市民団体、地域コミュニティー、そして家庭、それから個人といった、あらゆるレベルでの参画が必要です。子どもたちに「自分自身が世界のアクターなんだ」ということに気付いてほしいという思いから、SDGsを子どもたちにアプローチすることになりました。

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