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中田敦彦 目指すはいい親ではなく、楽しんでいる親

親自身が懸命に人生を楽しむ姿を見て、子どもは吸収する。「今日も子どもが笑顔で育っている」が採点基準

 5歳と2歳の二児のパパである、オリエンタルラジオ・中田敦彦さん。妻はタレントの福田萌さんです。この連載では、ご自身の子育てや夫婦関係、仕事や働き方について語り尽くします。今回のテーマは、わが子にとっての一番の犠牲は何か。「パパもママも、もっと気楽でいい」「今日も子どもが育っている。自分たちはいい親だと夫婦で認め合って」との中田さんの意見に、肩の力がほぐれる方は多いのでは。

 子育てって、「こうしたほうがいい!」「子どもにはこれがいい!」の連続ですよね。小学校、中学校選びなら「この環境に行かないとこうなる!」とか、ものすごい熱量で片方の優位性が語られるじゃないですか。

 これに対して親は、「別にどっちでもいいだろう」くらいの姿勢がちょうどいいと思っています。

結局、自分にとっての正義の中でしか子育てできない

 冷静に考えて、どっちかなんて分かりませんから。

 例えば、子どもが部屋の壁に絵を描いた。これを、描くこと自体をやめさせるのか。描いてもいいように壁に紙を貼るのか。止めずにそのまま好きにやらせるのか。

 どの感覚の親が子どもの教育にいいのか。

 マナーを教えるのが大事なのか、壁に紙を貼るのはケアとしてやり過ぎなのか、壁に自由に描かせることで創造性は本当に育つのか。どれも正しいし正しくないと考えると、結局、どんな親だって自分にとっての正義の中でしか育てられませんよね。

 わが家では、妻が子どもたちにおもちゃを際限なく与えていたときがありました。リビングは、子どものものであふれかえっていました。

 そんななか、娘の誕生日がやってきました。その年は妻の実家に里帰りして、祖父母たちからも娘は祝ってもらいました。別の日には、友達やそのママたちにも祝ってもらい、プレゼントもたくさんもらいました。

 2回もお祝いしてもらったわけですが、娘は「パパからは祝われていない」と主張します。妻が祝ってあげましょうよと娘の誕生日ケーキを買ってきたので、家族でも祝いました。すると「プレゼントは?」と娘。

 祖父母からももらったし、友達からももらったからもう十分だろうと返事すると、「そういうことじゃない!」と娘は怒りだしました。取り合わずに放っておいたら、数日後、妻がパパから渡してあげてとプレゼントを買ってきました。気乗りしなかったものの、誕生日プレゼントを渡しました。

 すると娘は、与えられたおもちゃへの興味をすぐに失いました。「パパ、もう使っていいよ~」と執着もしません。

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