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中田敦彦 「良い夫」を脱いだら肩の荷が下りた

世間から「中田はヤバい夫だ…」「あの夫婦、大丈夫?」などと思われてからのほうが、実際のわが家では温かな空気が流れている

「良い夫をやめる」=「ひどい夫になる」という二元論ではない

 育児に積極的に参加している夫と、していない夫がいる。参加していない夫は、「仕事だけすれば許される時代じゃない!」と、古い価値観を持つ男として女性から批判されます。

 育児と家事に積極的に参加し始めると、「イクメン」と呼ばれます。イクメンという言葉は、初期のころは男性の育児参加を促すスローガンとして役割を果たしたと思います。それが、だんだんディスられるようになりました。イクメンという言葉自体に「イクメン(笑)」と失笑が含まれるような。

 夫にとって、している育児は上っ面で「妻からすれば、かゆいところにまったく手が届いていないんだよ!」というイジられ方をされる。つまり、参画しないと糾弾され、参画し始めたら未熟であることをイジられる。テレビドラマでも、育児に積極的になろうとする夫の無能ぶりを揶揄する表現をよく目にしました。

 妻たちの言い分もあるでしょう。

 でも、ここは分かってほしい。仕事で会う夫や幼稚園のパパ会に来る夫たちの話を聞いていても、僕たち世代の男性は「男は仕事をしていればいい。女は家にいろ!」などという考え方をする人のほうが実は少数派だと思います。思想に行動が伴っているかは置いておき、30代、40代男性で子育ては女性の仕事だなんていう考えの人は、そんなに多くないんじゃないでしょうか。

 僕の「良い夫をやめる」発言も、仕事をしながら育児家事をするべく生活や働き方を変え、妻の要請に最大限応えようと努力した結果こうなった、という話なんですよね。

 さて。良い夫をやめてみて、その後、わが家はどうなったのか。

 ひどい夫になってしまうと家族にダメージが行くので、日付が変わらないうちには毎晩帰ります。深夜の0時前に帰宅することもあれば、家族一緒に夕食を楽しむ日もあります。

 世間の僕への認識が「ひどい夫」になりましたよね。妻は周囲から、「なんて夫だ!」「あなたの夫、あんな発言してますけど大丈夫?」などと心配されます。

 そうなると不思議なもので、相反するように妻のほうは、「そこまではひどくないよ?」というマインドに変わるんです。実際の家庭のほうも、アットホームなんですよ。僕は、肩の荷が下りました。

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