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小6中学受験12月 週1~2本のペースで過去問を

子育て・教育

小6中学受験12月 週1~2本のペースで過去問を

中学受験専門のプロ家庭教師・安浪京子先生&富田佐織先生/11月の合否判定模試で合格可能性80%取れている子は要注意!?

【過去問対策】過去問は新しいものから解く! その理由は?

 では、過去問はどのくらいやるべきなのでしょうか?

 富田先生はこう説明します。

 第一志望校……赤本全部。ただし、子どもが受験する日程のものをやる(日程により、難易度が異なる)
 第二志望校……5~6回分
 第三志望校……3回

 「よく過去問を古い順から解く子がいますが、正しくはその逆で、新しいものから解くこと。なぜなら、中学入試は毎年難易度や傾向、出題形式が変化しているからです(ただし、最難関校はさほど変化がない)。特に算数は問題に流行があり、古い問題をやってもあまり意味がありません」

 「塾によっては、過去問に8月から取り組ませるところもありますが、8月の段階で仕上がっている子などほとんどいません。ある程度、仕上がってきた12月、1月にやることが大事です。具体的な取り組み方として、問題用紙と解答用紙を実際の大きさに拡大コピーして、本番を意識してやらせてみましょう。学校によっては、記述問題が多いのに、解答用紙のスペースが狭かったり、問題と解答用紙が一体型になっていたりと様々なので、まずはその形式に慣れることです」

 「過去問を解く際に意識してほしいのが時間配分です。真面目な子ほど、はじめの問題から全部解いていこうとしますが、ひっかけ問題として2番目あたりにものすごく難しい問題を出してくる学校もあります。そこで考え過ぎていると、時間が足りなくなり、その後の解けるはずの問題まで到達できなくなってしまうこともあります。実は最後の問題が一番簡単だった、なんてこともあるのです。過去問を解くときは、時間配分を考え、解くべき問題と捨てる問題を見極めることが大事です」

 「過去問を解かせるとき、解答は必ず隠しておきましょう。あまり考えたくはないのですが、カンニングをする子がいるからです。『うちの子に限っては、そんなことは絶対にない!』と思う親御さんがほとんどだと思いますが、現実はそうとも言えません。しかし、こうした状況になるのは、子どもが悪いのではなく、そこまで追い詰めてしまったり、カンニングできる環境を作ってしまっている大人が悪いのです。しかし、どんな理由であれ、カンニングをする子は成績が下がっていきます。過去問は今の学力と合格するための対策を知るための大事なツール。それをしっかり理解させ、カンニングに逃げても意味がないことを教えてあげましょう」

 「採点は親が赤ペンでします。子どもに採点をさせると、100%の正解でなくても、だいたい合っていると思ったら丸を付けてしまうからです。合格最低点の7~8割が取れていればヨシとします。中学受験では、ほとんどの学校が7割取れていれば合格できるからです。偏差値があまり高くない学校だから、100点を取らないとダメと思わないでください。中には難しい問題を出すところもあります。直前期になったら、『7割取れていたらOK』と割り切り、無駄に深入りしないことです」

 「合格最低点に届いていなかった場合は、『本人が解けると思っていたのに解けなかった問題』を、もう一回何も見ずに解き直しをさせます。自力で解かせてみて、今度は青ペンで採点をします。赤丸と青丸の合計が7割を超えていたら、それ以上やる必要はありません。届いていなければ、解説を見せてもう一度やらせてみます。今度は緑ペンで採点をし、合計が7割を超えていればOK。超えていなければ、塾に相談してみましょう。5割に満たない場合は、問題との相性が合わないことが考えられます。それぞれの学校の入試問題との相性、問題への挑み方は1回では見極められず、2~3回分の過去問を解くことによって見えてきます。解答用紙や問題用紙にも相性がありますので、過去問を解いて見極めましょう」

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