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困難で支えになったのは「仕事が好き」という思い

社内の産休・育休取得第1号ママ(上)病弱な息子を抱えて働き続けることに悩みつつ、時短でもキャリアを諦めない姿勢を貫く

手探りの情報収集、無我夢中で保育所を探した

 息子は1月生まれだったのですが、「周りに迷惑をかけているし、早く復帰しなきゃ」という焦りみたいなものもあって、その年の11月には認可外の保育所に預けて職場復帰しました。月10万円ほどもかかりましたが、半年我慢して、翌年の4月からは認可に預けることができました。

 今でこそ「まずは認可外に預けて加点をもらって」みたいなことは当たり前ですが、息子を出産した8年前は情報もあまりなくて大変でした。ネット検索をしたりマニュアル本を買って研究したり。役所に何度も通って、手紙を書いてと地道な作業を続けることで名前を覚えてもらい、新しい認可保育所ができるという情報をキャッチ。それで希望順を書き換えて無事入ることができました。あまりに無我夢中だったので、当時のことはあまり記憶がありません

 そんなふうに必死の思いで復帰して、さらに自分の今後のキャリアを考えたときにも、今の仕事の仕方でいいのだろうかと疑問が湧いてきたんです。それで上司に相談して、復帰から2、3カ月後に元のキャリアカウンセラーの仕事に戻してもらいました。

病弱な息子は3度の入院、仕事を続けることに迷いも

 ただ、息子が小さいときは本当に体が弱かったんです。一旦熱が出るとどんどん悪くなるし、嘔吐が止まらなくなることもしょっちゅう。夜間や毎週末、病院に連れていくような生活でした。それもあって、最初はバックヤードの仕事をしていた面もあります。

 キャリアカウンセラーに戻ってからも、仕事に穴をあけてしまうことがありました。求職者の情報は社内で一元管理できるようになっていて、誰がどの担当で、何時にカウンセリングのアポが入っているかはメンバー間で共有されています。息子が病気のときは、「仕事に行けなくなってしまったので代わりにお願いします」と自宅や病院からメールを送ったりしていました。

 息子は入院も3回しました。1歳になったばかりのころ、いつものように熱が下がらなくて、大きい病院に連れていったら「今すぐ入院してください、肺が真っ白です」って言われてびっくりして。そのときが一番大変でした。

 入院中は義理の母や私の母に頼んで息子に付き添ってもらい、仕事が終わってから私が夜7時ごろにバトンタッチ。夫も合流して、病院が閉まる9時まで付き添いました。息子はずっと泣いているし、私も気持ちが凹んで、「ここまでして仕事をしなくちゃいけないのかな」と、車の中で大泣きしたことを覚えています

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