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仲暁子 両親の「与えない主義」が起業のベースに

子育て・教育

仲暁子 両親の「与えない主義」が起業のベースに

ウォンテッドリーCEO(上) お小遣いはナシ、欲しいものは自分で作る「わが家ルール」でもの作りが習慣に

 京都大学卒業後、外資系投資銀行勤務、漫画家修業、Facebook日本法人立ち上げ参画を経て、2010年、ビジネスSNSを展開する現ウォンテッドリーを立ち上げたCEOの仲暁子さん(33)。昨年9月にはマザーズ上場も果たし、ミレニアル世代を代表する若手起業家の一人として注目されている仲さんは、実は、共働きの両親の下で育った「DUALジュニア」の一人。「両親ともに仕事をしていたからこそ、得られたメリットは計り知れません」と話す仲さんに、自身が育った環境や子ども時代の思い出、ご両親の子育て方針などについて、詳しく伺いました。

壁や炊飯器に絵を描いても怒られず。オセロも手作り

日経DUAL編集部(以下、――) 幼いころからもの作りが大好きで、「ゼロからイチを生み出すこと」を大切にしてこられたそうですね。ご両親による影響が大きいとか。どのような環境で育ってこられたのでしょうか?

仲暁子さん(以下、敬称略) 幼いころは漫画、ゲームは一切禁止で、テレビは1週間に1回しか見てはいけませんでした。お小遣いはナシ、オモチャも買ってもらえない。一方で、絵の具やクレヨン、のり、ハサミ、画用紙や段ボールといった「何かを作るための道具や材料」は自由に使える環境にあったので、自然ともの作りが習慣に。オセロで遊びたければ、段ボールで駒と盤を作り、色を塗って仕上げるといった具合に、「欲しいものは自分で作る」のが、わが家の常識でした

 また、母方の家系に芸術に親しむ親戚が多かったからか、壁や炊飯器に絵を描いても叱られることはありませんでした。おかげで絵が大好きになって、保育園児のころから「将来は漫画家になりたい」と考えていました。

ラジオ番組や短編映画も「自作」

 小学校の高学年になると、友達と一緒に、カセットテープに自分たちの声を吹き込んで、ラジオ番組風の番組を作ったり、家のビデオカメラを借りて短編映画を制作したりもしました。脚本も手作りしたりしてね。もの作りの楽しさを熟知し、「ゼロからイチを生み出す醍醐味」を幼いころから体得していたからこそ、起業家としての今の自分があると考えています。お金やオモチャをあえて与えてくれなかった両親に、とても感謝していますね。

―― ところで、ご両親はどんなお仕事をされていたのですか。

 二人とも大学で働く研究者です。父は生物情報学、母は心理学で言語発達や記憶に関する分野を専門にしています。学生時代に旅先で出会い、早く結婚したそうです。母は今でも教鞭を執っていて、父も現役です。夫婦仲はとても良く、私の小学校時代、家族で出歩くときには、両親は子どもの私とではなく、二人で手をつないで先にすたすた歩いていってしまう、というのが日常の光景だったくらい。今でも二人で旅を楽しんでいます。

―― ご両親が働く姿をどう見ていましたか?

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