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日本のワーママよハッピーであれ!幸福度を国際比較

最終回! 働く母親を取り巻く環境は超スピードで進化中。なのに幸福度低い原因は職域にあった 

どの指標も低かった日本のワーママ

 A~Fの指標を合成して、働くママの幸福度を測る総合尺度を作ってみようと思います。これらは値の水準が違うので、単純に足したり平均したりはできません。そこで、39か国の最大値を1.0、最小値を0.0とした場合の相対スコアに換算します。計算式は以下です。

相対スコア=(当該国の値-最小値)/(最大値-最小値)

 日本のAの値は45.9%ですが、これを相対スコアにすると、(45.9-10.9)/(70.9-10.9)=0.583 となります。39か国の分布のどこに位置するかの数値的な表現です。他のB~Fも、同じやり方で0.0~1.0の範囲に収まるスコアに換算しました。これで、6つの指標を同列に扱うことができます。

 試みに、6角形のレーダーチャートのグラフにしてみましょうか。図1は、日本、アメリカ、スウェーデンの図形を描いたものです。

 悲しいかな、日本の図形は小さく萎んだ形になっています。どの指標も、他の2国より小さいためです。とくに仕事満足度(B)、夫の家事分担(D)、自分の稼ぎ(E)の凹みが大きい。「女性、とりわけ子がいる女性の仕事は補助的なもの」という見方がまかり通っていることの証左です。先に触れた配偶者控除制度も、そのようなジェンダー・メッセージを発しています。

 A~Fの相対スコアの平均は、日本は0.299、アメリカは0.689、スウェーデンは0.589となります。これが、働くママの幸福度の総合尺度です。日本は、アメリカやスウェーデンよりもだいぶ低くなっています。「さもありなん」という感想の人が多いでしょう。

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