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二ノ宮知子 マンガは「文化祭の劇」が一人でできる

子育て・教育

二ノ宮知子 マンガは「文化祭の劇」が一人でできる

【連載最終回!】「言われたことしかやってはいけない」と思うのは危険。子どもたちにもいつか没頭できる世界に出会ってほしい

 マンガって、中学生の時に文化祭でやったことが全部一人でできるんですよ。こういう村があって、こういう人がいて、こういう物語が展開して、というように。人を動かすよりよっぽど楽です。だからドラマのように、大勢を動かさなくてはいけない映像の世界の人たちを見ていると尊敬します。彼らの強みは、衣装や大道具など、それぞれを専門にやる人の力を結集できること。私が描いたヘロヘロの部屋がすてきな空間として現れたりして、そういうのはすごいなあと思います。

 今考えると、私がやっていることって、中学生くらいのころからあまり変わっていないのかもしれません。

私が面白いと思うことは、みんな面白がってくれるはず

 どの作品も、私が興味を持ったこと、面白そうだなあと思ったことを描いているだけで、何か狙いがあるわけではないんです。『のだめカンタービレ』は、モデルになった実在の「のだめ」に出会ったことが大きいですね。今連載している『七つ屋志のぶの宝石匣』は質屋さんが舞台で宝石の話が出てきますが、石はずっと気になっていた世界で、いつかやりたいと思っていました。なかなか調べる時間がなかったのですが、前の連載が終わったタイミングで1カ月くらい時間が空いたので、鑑定士の学校に通いました。好きなことだと学校通いも苦ではないです(笑)。

 石のことを知ってからは、宝石屋さんに行くと「石の中が見たい」って思うようになりました。石には天然のインクルージョン(内包物)があって、一つとして同じものはないんです。でも曇りや傷みたいに値打ちを下げるものと思われるのが嫌で、お店としては積極的に見せたがらなかったりもするんですね。「インクルージョンがあるのは神秘的なことでしょう? 宝石もそういう話をして売ればいいのに」と学校の先生もおっしゃっていて。だから私はマンガで「石って一つひとつ違うんだよ」というのを伝えられたら面白いかなと思っているんです。

 もうね、私が面白いと思ったことはみんなも面白がってくれるはず、っていう思い込みです。

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