小島慶子 子ども抜き「私の幸せ」へ猪突猛進せよ

子育て・教育

小島慶子 子ども抜き「私の幸せ」へ猪突猛進せよ

子育ての先輩からDUAL読者へ愛のエール! 自分の欲望に正直になることが子どもにも好影響

 実は私もそんなこと考えないどころか、なんなら自分に冷たくしてやろうと思う傾向があるのですが、それはいかんと反省しました。

 幸せはセルフサービス。自分で取りに行くものです。誰かに与えてもらおうとすると、与えてくれない人を恨んだり、結局周りの人に振り回されたりすることになっちゃいますから。

信じるべきは自分の欲望、自分の人生

 宮崎駿さんが何かのインタビューで、かつてどれほど企画をボツにされても相手を恨んだり作品を諦めたりしなかった、と話していました。それは「人生を他人に委ねることになるから」と。とても印象に残っている言葉です。

 もし宮崎さんがそこで諦めていたら、私たちはトトロやナウシカには会えなかったかもしれません。相手の評価で自分の人生を決めちゃいけないんだな。それって、悪いことにもいいことにも言えると思います。

 私はずっと、夫のおかげで幸せになれたのだと思っていました。自己評価が絶対零度だったので、こんな人間と一緒に生きてくれる人なんて夫以外にいないと思っていたし、彼なしでは幸せになれないと思っていたのです。だからずっと夫のことを「仏様のような人だ」と思っていました。

 ところが夫は生身の人間なので、ひどいことをしたんですよね。そしたら自分の人生がゼロになって、私は壊れてしまいました。

 で、ここ15年ほどずいぶん苦しんだのですが、仏のふりして裏切りやがってと思うから許せないんだと分かったんです。夫はただの男で、私の幸せは私が決めるもの。そう気づいて、夫の信者をやめました。

 私の神様は、私の欲望。信じるべきはそっちでした。たとえ正しくない神様でも。

愛という名の下に、子に貸しを押し付け...
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